ロイヤルクラウンダービーの歴史 - History

ロイヤルクラウンダービーの歴史

ロイヤルクラウンダービーの誕生、名のいわれ

1750年に創業したダービー社は、高い品質、確かな技術が英国王室に認められ、1775年に国王ジョージ三世より、商標に「クラウン」の使用を認められる栄誉に浴しました。そして「ロイヤル」の称号は、その後1890年にビクトリア女王によって授けられ、英国でも稀な二つの称号を冠する最高の栄誉を担った「ロイヤル・クラウン・ダービー社」が誕生しました。

チェルシー窯、ボウ窯といった有名な窯を傘下に収め、指折りのクラフトマンとアーティストを集めて、華やかな装飾を施したさまざまな作品を発表し、当時の王侯貴族の人気を集めました。

デザインの起源、そして展開。

1750年代初頭に遡る初期の製品は、食卓装飾品として人気のあるオーナメントがほとんどでしたが、程なく食器のラインアップも充実させました。今日のパターンの多くは、昔のデザインに起源をたどることができます。「ダービー・ジャパン」と名付けられているシリーズは、いまだ生産されている食器のパターンとしては最も古いものです。パターン番号1128番の「オールドイマリ」は、1882年頃にその最初の記録を認めることができます。この1128番というのは、当社の博物館所蔵のパターン帳に記入されているオリジナルのパターン番号です。

この「オールドイマリ」は、19世紀初頭、日本の伊万里様式との出会いから誕生したシリーズで、今日も高い評価を得ています。 そして、ロイヤルクラウンダービーは、銀食器をモチーフに得たシェイプと装飾技法を導入し、ペルシャおよびインド芸術に影響された盛金装飾、透かし彫り、豪華な色使いが伝統的なダービー様式と融合し、他の追随を許さない華麗なデザインを生み出してきました。

色々な食器のデザインが編み出された中、「ロイヤルアントワネット(Royal Antoinette)」「ポジ(Posie)」の2つのデザインは、英国らしさをよく表現しているものとして好評です。

また、ロイヤルクラウンダービーにとっての特筆すべき出来事は、1981年のペーパーウェイト・コレクションの発売開始でした。高い収集価値を持つ動物をモチーフにしたオーナメントにより、収集品の世界にも参入することになったのです。

現在のロイヤルクラウンダービー

2000年、貴族のファミリーである現会長兼CEOのヒュー・ギブソン会長が、1970年初頭からロイヤル・ドルトン・グループ傘下に入っていた当社を買い取った為、現在ではロイヤルクラウンダービーは、誇れる伝統と、明るい未来を兼ね備えた独立企業となっています。
また、ロイヤルクラウンダービーは社会貢献活動にも熱心に取り組んでいます。数多くの福祉活動への寄付をはじめとする活動は、ロイヤルファミリーとの深いつながりから、ごく自然に行われてきたものです。

歴史に残る主な出来事

近年では、エリザベス女王の母君が1965年に、個人コレクションとして所有していらっしゃる18世紀のダービー製皿をもとに、ディナーセット一式を制作するよう注文を受けました。
さらに、1971年に当社工場に足を運ばれた際に、御自分の名前の新しい形の食器を作るよう依頼を受けました。 これらの発注に続き、1978年には、女王陛下より王室御用達の勅許状を賜ったのです。チャールズ皇太子御結婚の際にも引き出物にお使い頂きました。 長い歴史の中には悲しい事実もありました。「タイタニック号」の一等船室の食堂で使われていたのが、ロイヤルクラウンダービーの食器だったのです。船舶会社からの注文書の原本が、ダービーの博物館に保管されています。

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